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神奈川県 N様

今夏のドロミテ旅行は、三度目のドロミテ訪問となりますが、中村様のお蔭で、ゆったりとした行程で素敵なホテルに滞在し、なかなか目にすることはできない広大な山の絶景を心ゆくまで楽しむことができました。いつも、丁寧なお手配を本当にありがとうございます。

 

最初の到着地ヴェローナからボルツァーノへの移動は休日だったこともあり、高速道路は大渋滞。ドライバーのパオロさんがアディジェ川の流れる谷を見渡せる大変眺めの良い一般道を走ってくださり、りんご、ブドウ、キーウイの畑を見ながら、アヴィオ城、トレント、そしてボルツァーノへと向かいました。イタリアがヨーロッパ圏最大のキーウイ輸出国であることも知りました。

 

トレントはドゥオモ広場や建物のフレスコ画も美しく、街歩きを楽しみましたが、パオロさん曰く「トレントが最後のイタリア、ここから先はもうイタリアではなくチロル」ということでした。確かに、この後は様々な表示もドイツ語が先でイタリア語がその次、英語表記がない看板もあったりで、ちょっと心細くなった時もあります。ですが、流石にドイツ語圏、バスの時刻表がきちんとあって、実際に来る時間もとても正確で、移動は安心でした。「待てど暮らせどバスは来ない」というのもイタリア旅行の楽しみの一つ、ともいえますが・・・・。

 

ボルツァーノのホテルは広くて使い勝手もよく、大変快適でした。ロープウェイの駅も近く、ロープウェイ、鉄道、バス、更にロープウェイと乗り継いで、最高のお天気の一日をレノン高原で過ごしました。コルノ・デル・レノンは、この後訪れたドロミテの山々が一望できる見事な展望台です。帰りは鉄道を使わず、バスでボルツァーノへ戻りましたが、この道からの眺めも素晴らしく、鉄道やバスの途中駅から色々なルートをハイキングされている方々が多くいたのも納得です。

 

翌日は、セッラ峠、ベルヴェデーレ展望台、ポルドイ峠、コルヴァラ、ガルデナ峠を経てオルティゼイへというロングドライブ。この日も好天で終始素晴らしい眺めでした。セッラ峠に向かう道では、サッソポルドイ山が少し雲をかぶりながら見事な雄姿を現し、パオロさんお勧めのビューポイントで存分に見せて頂きました。山の鞍部まで連れて行ってくれる、とても怖そうな一人乗りの立ち乗りリフトもあるようで、「次回にいかが」と勧められました。そして、ベルヴェデーレ展望台、ここは本当に美しいところです。サッソポルドイ山とマルモラーダ山を眺めながら、のんびり歩いて最高の時間を過ごしました。マルモラーダ山は、翌日は雪が降ったようで、スキーをしている映像がニュースで流れていました。

ガルデナ峠に向かう途中、物凄い岩山を望むビューポイントで、絶壁のかなり高いところにある岩の切れ目にかかる梯子のような橋をパオロさんが双眼鏡で見せてくださいました。運が良ければロッククライマーが渡っているところも見えるそうです。子どもの頃からボルダリングなどを遊び感覚で楽しんで育つ、こちらのロッククライマーが登る山は半端ではないです。でも、イタリアの山は、ロッククライマーのような登山の専門家だけでなく、自転車を楽しむ方、乳母車も一緒の子ども連れのファミリー、車いすで登ってこられる障がい者の方々、可愛いペットたち、そして私たちのような高齢者も含め、エキスパートからビギナー、ファミリーなどそれぞれが思い思いに山を楽しめるようになっていて、そのおおらかさが大好きです。何回も訪れたくなるのは、風景の美しさだけではなく、そんなところも理由の一つです。

 

そして、オルティゼイ滞在中は、セチェーダ山、セルヴァからシャンピノーイ展望台、サンジャコモ教会を訪れました。セチェーダ山に登った日は曇りでしたが、花畑があまりに見事で、雨が降り出すギリギリまで山頂付近を歩き、山の上のレストランでランチも頂いて一日楽しみました。ロープウェイでは、日本を訪れたことがあるというローマのご夫婦と一緒になり、立派な犬も連れていらっしゃるのですが、日本に行ったときに「面白い言葉だったから」とその犬に「ヤンキー」という名前を付けていて、「ヤンキーってどういう意味?」と聞かれ答えに窮しました。

セルヴァを訪れた日は天気が残念な状態、早々にひきあげて午後はオルティゼイの街歩き。セルヴァもサン・クリスティーナも、まだまだ訪れてみたいところがあります。今回がドロミテは最後、のはず、なのですが。

 

オルティゼイ最終日のサンジャコモ教会は素晴らしかったです。以前から家にあった英語版の南チロルのガイドブックにサッソポルドイをバックにした教会の写真があり、ぜひ行ってみたいと思っていました。オルティゼイからバスで20分ほど入り、そこから緩やかな登りを少し歩く、というのがガイドブックの説明でした。が、サッソポルドイを眺めながらの花が咲き乱れる美しい道でしたが「少しの登り」ではなかったです。バスに乗らずにオルティゼイからずっと歩いてきている方々もいらして、皆さん、教会への登り口で、その先の道と森の中に見える教会の塔を見てがっくりし、既にダウンしていました。隣のサン・クリスティーナからのサイクリングロードもあり、こちらもガイドブックには「平坦な快適な道」とありますが、走ってこられた方々は「なんだ、これは! 教会はどこだ! 大変すぎる!」と登りついたところで自転車を放り出してひっくり返っていました。外国のガイドブックの「少し」とか「緩やか」という言葉には注意しなければ、と改めて思った次第です。でもあちらの方々だって、あんなにふうふう言っているのに・・・。でも、やはり眺めは最高でした。帰りのバスの時間も限られていたので、すぐに降りて来てしまいましたが、もっとゆっくり時間をとっても良かったと思います。

 

オルティゼイのホテルは、スタッフもフレンドリー、お食事もとても美味しかったです。食材にこだわっているようで、朝食の卵も生産者の顔写真入りで並んでいましたし、塩やオリーブオイルもさまざまな種類が用意されていました。夕食は、メインが肉、魚、野菜または卵の料理のいずれかを選べて、イノシシの肉や、地元のチーズとベリーの盛り合わせ、といった他では味わえない大変おいしいお料理を頂きました。お子さん連れのご家族もいらして、面白かったのは、おチビちゃんでもイタリアの男の子は、お食事中、別の家族の女の子が気になって気になってしょうがないのですね。スタッフの粋な計らいで、男の子と女の子で専用テーブルを用意してもらって、これも特別の、山盛りのフライドポテトを用意してもらって嬉しそうに食べていました。こちらのホテルをご紹介いただいて、本当に良かったです。

 

そして、ドロミテ最終日は、ロッレ峠、サン・マルティーノ・カストロッツァを経て再びヴェローナへのロングドライブ。パオロさんと、昨年秋のドロミテを襲った台風の話をしていたら、その被害が大変だった場所も見せてくださり、更にドロミテの森の木材で作られるイタリアのヴァイオリンの音はブリリアントという話もしていたら、いきなり、山の中の小さなヴァイオリン博物館に連れて行ってくださいました。更に驚きだったのは、ヴァイオリン製作の実演をしているから、といって案内された工房で出会った職人さんは日本人、お互いにおそるおそる「日本の方ですよね。なんでここにいるんですか」という感じでした。パルマの近くで工房を構えている方で、デモンストレーションの手伝いで時々ここに登ってくる、というお話でした。澄みわたった乾燥した空気の中で弾かせてもらったヴァイオリンは、すーっと伸びやかに響いて美しかったです。

 

ロッレ峠も雄大な山々が続き、こちらもまたゆっくり訪れてみたくなりました。トップシーズン故、大混雑で、ロッレ峠は車を停める場所を探すのも難しい状況でした。今回がドロミテ最後の旅と思って出かけたのですが、パオロさんが「ロッレ峠のあたりも素晴らしい高原があるよ。ヴェローナまでの間もソアヴェ村とか美しい小さな村が沢山あるから、次回はぜひ‼」とおっしゃるので、心が動きます。

そして、ヴェローナのホテルはアレーナから最短のところで大変便利でした。オペラは、開始時の九時でもまだ相当暑かったのですが、今回は雨も降らず最後まで「アイーダ」を楽しむことが出来ました。

 

このような贅沢な旅をさせていただけるのも、中村様のお蔭です。重ね重ね本当にありがとうございました。