今回のイタリア旅行は、これまでで最高に楽しく充実した海外旅行でした。
ひとえに、ラーナツアーズの中村様を始め、現地のガイド様やドライバー様、皆様のおかげです。
ラーナツアーズ様にご相談させて頂き、中村様が細かく丁寧にお手配くださり、詳しい資料もご準備頂いたおかげで、仕事が忙しくて十分な準備ができず、旅行計画が頭に入りきらずに当日も旅行に行く感覚がないまま出発したのですが、安心して出国できました。
中村様に推薦して頂き宿泊したホテル(ローマでのHOTEL STENDHAL、ナポリでのRENAISSANCE HOTEL MEDITERRANEO)は、いくつもの観光名所に徒歩で行けるほど近く、安全な立地にあり、かつ日本人にも快適なサービスが整っていました。
特にナポリのホテルは、ルーフトップからの眺望が素晴らしいほどに美しく、ヴェスヴィオ火山とナポリ湾、手前にヌオーヴォ城を一望することができました(後ろにはサンテルモ城、遠くにカプリ島もみえます)。毎朝、ルーフトップで朝食を頂いた他、ディナーやバーでも利用したので(ちょうど満月の夜でしたので、月明かりに映える海面と薄っすらと見えるヴェスヴィオ火山、街の灯りがとても綺麗でした)、未だにその景色が鮮明に記憶に残っております。また、現地スーパーマーケット(Sole365)もすぐ近くにあり、とても便利でした(特に炭酸水を安くまとめ買いしていました)。
現地のガイド様もドライバー様も皆様とても親切で、私達へのサポート等が温かく、不快や心配になるところが全くありませんでした。海外旅行で不安に感じることが無いのは、滅多にないことと思います。素晴らしい現地スタッフの皆様にも、深く感謝しております。
ヴァチカン美術館では、ガイドのナカガワ様が、予約済みのチケットをチケット受渡所で受け取る際に、上手に交渉して予定より早い時間帯のチケットを取ってくださったり、膨大な作品群の中から鑑賞すべきものをビックアップして2時間で効率よく回れるようにご案内くださると共に、興味深い作品については丁寧にご説明くださったりして頂いたおかげで、有意義な時間を過ごすことができました。
ローマからナポリまで移動する際の列車では、本当にストライキに巻き込まれないか心配な中、列車がローマ駅を発車するまでアシスタントのマツウラ様がホームで見届けてくださり、安心で温かいおもてなしを頂戴いたしました。
ポンペイツアーでは、ガイドのレジーナ様がドライバー様と一緒にホテルまで迎えに来てくださり、ポンペイまでの車中も楽しいお話ができました。例えばナポリのワインが飲みたいと思ってお話しましたら、ガイド後に非常に詳しくワインの銘柄やワイナリーの情報をLINEで送ってくださいましたので、近くのスーパーで購入して、生モッツァレラやハム、チーズと一緒に、お部屋でゆっくりしながらワインを楽しく味わうことができました。
ナポリ・ウォーキングツアーでは、マラドーナが大好きな夫の希望通りに中村様が事前に調整してくださり、ガイドのニーノ様のおかけでマラドーナの壁画(Murale Diego Armando Maradona)を安心してじっくり眺めることができたり、マラドーナミュージアム(Museo Maradona)で職員による説明をニーノ様が通訳してくださったり、夢のようだったと大変喜んでいました。また、ニーノ様が案内してくださり一緒にランチしたレストランは、ナポリ料理が本当に美味しく、帰国前日にも再度二人で訪れました。
アマルフィ海岸ツアーでは、ドライバーのジャンカルロ様が、明るく気さくで日本語も少し話せる方でしたので、日本語と英語を織り交ぜながらドライブ中も終始楽しい会話が続き、眺望の良い所では絶景を背景に素敵な写真を撮影してくださりました。
ナポリは、事前の情報では特に治安が悪いということでしたのでより警戒していましたが、ハイシーズンのせいか、思っていたよりも観光客が多く、観光名所やトレド通りには警察官が待機していたこともあって(観光名所に警察官が待機しているのは、ローマも同様でした。)、スリやひったくりに遭いそうな不安な場面はありませんでした。
もちろん、カバンを始終つかみながら、昼間でも危険そうな道は歩かないようにしたり、バスや地下鉄は利用しないようにしたりはしていました。トレド通りは、ローマやニューヨーク、ロンドンの繁華街とあまり危険度は変わらないように思いました。
夫が、サッカーチームのナポリのレプリカユニフォーム(お土産用のマラドーナの名前と背番号が入ったもの)を着ていたからか、何度か現地の方に「ナポリのファンか!」といった感じでお店や道すがら声をかけられることがあり、私達も「フォルツァ!ナポリ!」と応答したりしました。ナポリの人たちは、とても親しみやすく優しかったです。
以前にイタリアを訪れた時と異なり、観光地では簡単な英語は通じたので(街の薬局やスーバーでも)コミュニケーションに困ることはありませんでした。
それでも一点だけ、ナポリの空港での免税手続きだけは、様々なガイド本やネットにあまり説明がなく(ガイド本の内容が誤っており、現地ガイド様にお聞きした内容とも異なっていました)、苦労しましたので、今後、ナポリの空港から帰国されるお客様がおられましたら、下記情報をご提供頂ければと思います。
イタリアの免税手続きでは、購入品現物を見せるように言われることがあり、その際現物を見せなければ免税手続きを行ってもらえないことがあります。もしも、購入品をスーツケースに入れて手荷物を預けたい場合は、先にチェックインカウンターでチェックインし、搭乗券を受領してからでなければ免税手続きが行えません。免税手続きが済んだら、再度チェックインカウンターに行き、手荷物預けの手続きを行いたいと説明しなければなりません。
ナポリの空港での税関の場所は、空港1階の正面から入って、一番左端にあります。しかし、手荷物預けの方法は、以下の理由であまりお薦めできません。
ハイシーズンのせいかもしれませんが、チェックインカウンターは非常に混雑しており、出発2時間前に列に並んでからチェックイン手続きの順番が回ってくるまで30分以上かかりました。そのような中で、免税手続きを終えてから再度並び直して荷物を預けることはかなりの時間を要すると思われ、搭乗までの時間を考えると、空港には3時間前に到着して並ぶ必要がありそうですし、チェックインカウンターでの手続き交渉も面倒です。また、免税書類の投函ポストは、空港建物を出たマクドナルドの横にあるそうで、どのポストに入れたらいいのか迷います。
もっとも、手荷物持ち込みの場合でも、以下のような経験をしました。
手荷物持ち込みの場合、ナポリの空港での免税手続きは、セキュリティコントロールを通過した後になります。2階のセキュリティコントロールを通過してから左に行くと「Dogana」があります。窓口は2か所あり、その他にグローバルブルー社とプレミア・タックス・フリー社については自分で手続きを行う機械がそれぞれ1台ずつあります。
しかし、この機械が2台とも故障していて正常に手続きができず、他の旅行客も皆さん困っていて、結局全員が窓口に並んでいました。
ところが、私の順番になって、何の理由も告げられずにいきなり窓口が閉まりました。他の旅行客も窓口をノックしていましたが全く開かず、その後、窓口横についている問合せ電話で苦情を申し立てた女性のおかげで、1か所だけ窓口が開かれました。
窓口では現品確認はありませんでした。また、免税書類には税関のスタンプが必要なはずなのですが、窓口では書類にスタンプを押すことはなく、インドからの旅行客がスタンプは必要ないのかと聞いていましたが、それでもスタンプは押されませんでした。本当に換金されるか、現在も不安なままです。
結局、免税手続きで税関に着いてから窓口確認を終えるまでにトータルで40分以上かかりました。免税手続き用の封筒をポスト(税関窓口に向かって背中側にある免税店フロアを抜けた左側にある)に投函できましたが、当初のボーディングの時間ギリギリになっていました。幸い飛行機が遅延していたので良かったのですが、搭乗に間に合わない旅行客は手続きをあきらめていました。
とはいえ、素晴らしい旅行のお手配を、本当にありがとうございました。
またイタリアに行くことがあれば、是非ラーナツアーズにご相談したいと思っております。